【2枚目】カメラと変化 4年田中(リレーブログ)

はじめに

どうも、元部長の医学科4年の田中郁亘です。

どういう訳か社長と呼ばれ続けて早8年が経ちました。

 

私がまだ部長をしていた頃COVID-19の流行が始まり、活動を再開できないまま部長職を降りたという苦々しい経緯があります。最近ようやく再開の目途が立ってきたので、次期部長の手腕にも期待しつつ活動を見守っていきたい所存です。

 

 経歴

さて、「写真部元部長」という厳めしい肩書を持ってはいますが、実はそれほど写真歴は長くはない、それどころかむしろ短いまであります。

 

2018

大学2年生。Canon EOS 6Dを購入し、念願のカメラ生活をデビューしました。

悪いお友達()に騙されてフルサイズ機を買ってしまったのが、終わりの見えない金欠地獄の始まりでした。

この年には3つのレンズを購入しました。

Canon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

Canon EF50mm F1.8 STM

Tamron 17-35mm F/2.8-4 Di OSD

この頃はまだ肩掛けのカメラバッグで全部持ち運べてました。フットワークが今よりもずっと軽かったのを覚えています。

 

2019

大学3年生。この学年で写真部に入部し、入部したその年にどういう訳か部長になりました。

Tamron SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2

Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2

の2本のレンズを購入し、撮影の幅が大幅に広がりました。この2つは最も使い勝手がいいレンズとして主戦力になっています。

 

Tamronのレンズのデザインがなんとなく好きで、気づいたらTamronばっかりになってました。 


撮影依頼も受けるなど幅広く写真活動を行っていた時期で、充実した1年でした。

 

2020

大学4年生。COVID-19が猛威を振るう中、小さいもの、身近なものを撮ろうとレンズを新たに2つほど購入しました。

Tamron SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

Canon EF40mm F2.8 STM

最初に買ったCanon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは売却しました。

Canon EF40mm F2.8 STMはブラックミストフィルターを常時つけ、フィルター効果によるふんわりした質感を楽しむレンズとして使っています。

自粛期間中撮影は控えめになり、プログラミングや機械学習、DeepLearningの勉強をするなどして過ごしていました。

 

振り返ってみれば一眼レフを持ち始めてからまだ3年ほどしか経っていませんね…。こんな新米が部長をやっていたという事実に驚きを隠せません…。

 

カメラを持ってからの変化

前述した通り、写真をきちんと撮り始めてから日は浅いのですが、随分と生活が変わりました。元々、それほど外に出かけるタイプの人間ではなく、どちらかというとインドア派で、もはやインドア派を超えて「引きこもり」だったのですが、カメラを持ってからは暇さえあれば外に出かけるようになりました。以前の私なら行かないような場所でも行くようになり、例えば、冬の赤城山で星空の写真を撮るなんてことは考えさえもしなかったと思います。夜暗い中、雪が積もりに積もった赤城山を独り車で登り、-10℃の中撮影に臨んだことがあるのですが、星空の美しさと暗い冬の雪山の恐ろしさの両方を同時に味わい、ここ数年で一番の感動をしました。

 

(手がかじかんでうまくピントが合わせられなかったのですが、それもいい思い出です)


この感動を誰かに伝えるためにも、あるいは危険な帰り道だからこそ、「生きて帰らなきゃ」と思いながら帰ったのを今でも覚えています。

 

カメラを携えて外に出ると、感覚が鋭くなるのを感じます。目に映ったもの、音、手触り、味、匂い、温度、湿度などといった感覚に意識的になり、簡単手軽に深い体験ができるようになります。例えば食事の際には、より料理を深く味わう手段としての写真撮影があり、料理や食器の色艶、質感を確認する時間を少し取って颯と写真を撮り、一呼吸おいてから食べることで食事体験は豊かなものになります。

 


私はそれほど凝って撮影する訳ではないのですが、日々の食事の記録のためにも、あるいは料理を深く味わうためにも料理の撮影は欠かせないルーティンとなっています。

これらのように、カメラを持ったことで私の生活は確実にいい方向に変化しました。カメラ様様です。

 

 結び

写真部というと、どうしても「ガチ」感といいますか、至高な一枚を求めて「写真道」を往く、頑固で気難しい人たちの集まりといったイメージを持たれるかもしれません。しかし、当部はよりよい写真を求めるだけではなく、よりよい人生を求めるということをモットーとし、様々な人が集まり、様々な活動を行っています。先に述べたように、カメラは日常に彩りを添え、人生を豊かにしてくれます。ですので、写真を通じてもっと豊かな生活を送りたいと思う方は、どうぞ入部を検討していただきたいと思います。綺麗な写真を撮ることだけが、写真部ではないと私は思っています。

次は私の前の部長、前々部長にして最大の功労者でもあるK氏にバトンを渡し、これで話を終えたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。

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